今すぐ売却する予定がなくても、持ち家などの住宅がいくらで売れるのか、気になりますよね。
売却価格の相場を知っておくだけでも、今後の住み替え計画や資産運用などの目安にもなります。
そこで今回は、住宅の査定方法のなかでも気軽に受けられると評判の机上査定をピックアップ!
住宅の机上査定はどんな流れでどんなデータをもとに算出されるのか、また知っておきたい机上査定のデメリットとメリット、利用する際の注意点をわかりやすくまとめてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら住宅の机上査定の算出方法とデメリットとは?
不動産を査定する際、実際に現地調査する訪問査定のほか、机上査定によって査定額を算出する方法があります。
ここではまず、机上査定による住宅査定額の算出方法と机上査定のデメリットを確認してみましょう。
机上査定の算出方法
机上査定による住宅査定額の算出は、大まかに以下のような流れでおこなわれます。
●①査定を依頼する不動産会社へ、住宅のあるエリアや築年数、間取りなどの物件情報を伝える
●②不動産会社が同じエリア内にある物件の過去の売買価格、取引事例から成約価格を調査
●③調査対象となった物件と比較して査定額を算出
住宅の机上査定は不動産市場の動向や周辺物件の売り出し価格などのデータをもとに、総合的に判断して算出されます。
実際に現地調査する訪問査定に対し、机上査定では査定のために不動産会社が訪問することがないため日程の調整の必要がなく、忙しくて時間が取れない方でも利用しやすいのが特徴です。
住宅の査定額を机上査定で算出するデメリット
住宅の机上査定では訪問査定との違いから、以下のようなデメリットが挙げられます。
デメリット①査定額が正確とは限らない
住宅の机上査定は上記のようにデータのみをもとにして算出するため、実際の売却価格と異なる査定結果となる場合があります。
たとえばデータではわかりにくい部屋の劣化状況、日当たりの良さや騒音・振動、周辺環境などは現地調査なしでは把握できません。
そのため使用するデータがいくら細かく正確であっても、住宅それぞれの状況を考慮した査定額を算出することは難しくなります。
デメリット②売却する場合は訪問査定を受けなければならない
住宅の机上査定で希望どおりの査定額が出て実際に売却することになった場合でも、結局は訪問査定を受けることになります。
住宅の売却を積極的におこなおうとする人が机上査定を受けると、余計に手間がかかってしまうことに。
住宅の机上査定は、売却を進めるためというよりは、売却するかどうか決めていないが大まかな査定額が知りたいという人に向いている査定方法といえます。
住宅の机上査定にはもちろんメリットもある!
上記では住宅の机上査定をおこなう流れとデメリットをご紹介しましたが、机上査定にももちろんメリットはあります。
ここでは訪問査定に対して、机上査定が利用しやすいといわれるメリットを見てみましょう。
住宅の査定額を机上査定で算出するメリット
住宅の机上査定では訪問査定との違いから、以下のようなメリットが挙げられます。
メリット①スピーディに住宅価格の相場がわかる
住宅の机上査定のいちばんのメリットといえるのが、短時間でスピーディに査定額がわかることです。
「我が家がどれくらいで売れるのか、だいたいの相場をすぐに知りたい」という場合にはとても有効でしょう。
実際にかかる時間として、電話やインターネットで依頼後、最短で即日から3日程度で結果が出るのはうれしいですよね。
メリット②不動産会社の訪問を受けなくて良い
訪問査定では不動産会社が実際に住宅を訪問して査定をおこないますが、机上査定では訪問を受けずに進められるのもメリット。
「忙しくてなかなか時間が取れない…」「他人を家に入れたくない…」といった方にとって、住宅査定のハードルをグッと下げてくれるのが机上査定です。
メリット③書類の準備や特別な手続きが不要
必要書類を提出する必要がなく、面倒な手続きなく進められるのも机上査定ならではの魅力。
インターネットを利用すれば、直接不動産会社と直接やりとりすることなく進めることも可能です。
メリット④近所の人に知られずに査定が受けられる
住宅の売却を考えていることをご近所や知り合いに知られたくない場合も、机上査定なら安心です。
「まだ売却するつもりはないが、とりあえず相場を把握しておきたい」といった軽い気持ちでも、机上査定ならまわりの目を気にせずに査定を受けることができます。
住宅の机上査定をおこなう際の注意点とは?
住宅の机上査定は手軽で利用しやすい反面、利用する際に注意するべき点もあります。
ここでは机上査定で失敗しないための注意点を挙げてみますので、査定を依頼する前にしっかり確認してみてください。
机上査定を依頼する際の注意点①査定前に自分で相場を調べる
住宅の机上査定が手軽だからといって、なんの予備知識もないまま査定依頼するのではあまりにも無防備です。
査定を依頼する前に、できる範囲で近隣の取引実績などを調べ、実際にどれくらいの価格で取引されているのか把握しておきましょう。
稀に査定価格だけ、相場より高めに提示する不動産会社もあるため、提示された査定額が妥当であるか判断するためにも事前調査は必須です。
自分で調査するのは少し面倒かもしれませんが、大切な住宅の査定・売却の失敗を未然に防ぐためには重要なポイントといえます。
机上査定を依頼する際の注意点②近隣物件に詳しい不動産会社を選ぶ
住宅の机上査定を依頼する場合、依頼先の不動産会社の情報もあらかじめ知っておくと安心です。
インターネットなどで検索してみたり、電話で査定依頼する際に近隣物件の販売状況などを質問してみたりするのも良いでしょう。
近隣の物件情報に詳しく、さらに販売実績もあるようなら、より正確な査定額が提示される可能性が高まって査定による失敗を防ぐことにもつながりますよ。
また不動産会社にはそれぞれ得意分野があるので、住宅のあるエリアに強い、マンションの販売実績が多い、戸建てを中心に扱っているなどの特性を見極めるのも失敗しないための秘訣です。
机上査定を依頼する際の注意点③査定額の根拠について詳しい説明を求める
机上査定によって査定額が算出されたら、査定額の根拠となるポイントを詳しく説明してもらいましょう。
査定額が高いというだけで、すぐに売却を依頼するのは失敗のもと!
査定額算出の根拠が曖昧なまま進めると、後々、売却の段階で値引きを繰り返されてしまうことも考えられます。
逆に高額な査定額であっても、算出の根拠がしっかり説明できる不動産会社であれば信頼して任せられるというものです。
まとめ
住宅の机上査定は不動産会社の訪問を受けず、電話やインターネットで問い合わせるだけで気軽に相場価格が把握できる査定方法です。
今回ご紹介したデメリットや注意点をしっかり把握したうえで、机上査定ならではのメリットを賢く享受するのは大いにアリ!
将来住み替えるための資金の目安が知りたい方、遠方にある持ち家の価値を知りたい方など、今すぐ売却するつもりがなくても気軽に住宅査定が受けられます。
もちろん訪問査定の前段階として「まずは机上査定で大まかな相場を知っておきたい」という方にも◎
大切な住宅の売却を成功させるためにも、まずは机上査定を上手に活用してみてはいかがでしょうか?
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