夢にまで見たマイホーム、それを手にしたときの喜びは何者にも代えがたいでしょう。
しかし、なにかしらの事情で買ったばかりの家を売却することになる場合もあります。
ここでは、買ったばかりの家を売却することになった場合の注意点などを解説していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら買ったばかりの家を売却すると損する理由
中古になるから
買ったばかりの家だから新品同様、と思っていても、一度人が住んでしまうとその時点で資産としての価値が激減してしまいます。
新築と中古という違いだけで、その価値は3割から4割程度下がることもあります。
住んだばかりでほとんど使っていなくても、第三者から見れば中古物件となるので、すぐに売却をしても損する理由となります。
5年以内に売却すると税金が高くなる
家を売却して売却益が発生した場合には、それに対して所得税と住民税を支払わなければなりません。
これらは譲渡所得税と呼ばれるものですが、5年以内に売却した場合と5年以降に売却した場合では税率が異なります。
具体的には、5年以上住んでからだと譲渡所得税は20%程度、5年以内だと40%程度になります。
そのため早期に家を売ってしまうと多額の税金を支払うことになるので、損する理由となってしまいます。
節税に利用できる特例が利用できない
2年以内に住んでいた家を売ったときに利用した節税に使える特例は、買ったばかりの家では適用できなくなります。
たとえば、特例として、売却益が発生したときに最大3,000万円まで税金を控除する特例がありますが、前回家を売ったときにこれを利用していたら、新しい家を売るときにはこの特例を利用することができません。
そのため高額な税金をすべて支払わなければならなくなるので、おおきく損する理由となってしまいます。
買主が見つからない場合がある
早期で売ることになった場合、なにかしらの事情があるかと思います。
事情によっては買主は家を購入することをためらってしまい、なかなか買い手がつかないという状況になりえます。
そのまま長期間売れないままでいると、資産価値もどんどん下がってしまいますので、結果的に損する理由となります。
ただ、売却理由も嘘をつかず、正直に伝える必要があるので、それを踏まえたうえで売却活動をおこなわなければなりません。
自身と他者のこだわりは違う
もしも注文住宅を建築していた場合、自身の好みの物件にしていることが多いでしょう。
しかし、自身の好みと、買主の好みが一致するとは限りません。
好みの系統が近い人でなければ、内装を気に入ってくれないかもしれないので、結果的に売れるまでに時間がかかり、資産価値が下がったり、価格を下げざるを得なくなります。
買ったばかりの家を売却する際に高く売る方法
周辺環境の開発状況を知る
購入したあとに、その地域一帯で土地開発がおこなわれ、新しいショッピングモールができたり、駅周辺が新しくなるとします。
そうすると、その地域の周辺は住みやすい町として注目を浴び、そこに住みたいと思う人が増えます。
必然的にその地域の物件の価格が上がるので、そのタイミングで売却するのが高く売る方法になります。
したがって、近隣の土地開発がおこなわれるかどうかを都度チェックしておき、開発は何年かかるかなども確認しておきましょう。
ほかに新しい物件が売り出し中になっていないか
自分の家よりも大きく、綺麗な物件が近くで売りに出されていないかをチェックしましょう。
その家が当初自身が売ろうと思っていた金額よりも高値になっていれば、自身の家はそこよりも少し価格を下げるだけで注目を集めます。
こちらのほうが安くていい物件だとアピールすることができれば、当初予定していたよりも高く売る方法にすることができるかもしれません。
ネットやテレビなどをチェックしておく
たまにネットニュースやテレビなどで、住みたい町ランキングなどが取り上げられることがあります。
自身が住んでいる地域がそれに該当していないかどうかをチェックしておきましょう。
ネットやテレビの影響は強いので、それに影響を受けたほうが、その地域で物件を探すかもしれません。
そのときに、少し予定していたよりも高い価格を提示すれば、高く売ることができるかもしれません。
価格交渉前提で価格を決める
買主に購入をしてもらう場合、価格交渉を持ちかけられることが多いです。
価格交渉に応じなければ売却できる可能性が減りますし、応じるとどうしても価格を下げなければならなくなります。
そのときのために、想定しているよりも少し高めに価格設定をしておくことによって、価格交渉をしても想定の範囲内の金額で売買することができます。
なるべく高い値段で売却したい場合は価格交渉前提で、少し高めに価格を決めましょう。
自身でいくらで売れるか調べる
不動産会社に依頼する前に、自身で物件の価格査定をおこなっておくのも良いと思います。
事前におおよその物件の価格を把握しておくことで、もしも不動産会社から提示された金額がそれより下回っていた場合、その理由を追及することができます。
結果的に、その理由が適切なものでなかったとき、価格査定のときの金額で売れることになるので、提示された金額より高く売ることができるようになります。
買ったばかりの家を売却する際のポイント
ローンは完済しているかどうか
ローンを組んで購入した家なら、ローンの返済は確認しておきましょう。
買主に引き渡すときにはローンは完済していなければならないので、完済の目処が立っていないあいだは売却することができません。
親や身内にお金を借りるなどして完済しておくことがポイントです。
売却益でローンを返済する場合
売却して得たお金でローンを返済することも、手順を踏めば可能ではあります。
その手順を踏む際は、ローンの担当者と司法書士に契約の席に同席してもらう必要があります。
不動産売買の場では特別珍しいことではありませんが、きちんとした手順を踏まないとトラブルが起きたり、余計な時間がかかってしまうこともあるので注意しましょう。
売却してもローンが残ってしまう
物件を売却しても、ローンが完済できないということもあるかもしれません。
そういったときは貯蓄と今後の収入で返済していくか、親に借りるなどの対処が必要になります。
また、もしもまたすぐに新しい物件を購入する予定なのであれば、その家のローンと一緒に前のローンを一体化させることができます。
住み替えローンという仕組みになりますが、ローンがなくなったわけではなく、むしろ増えていることになるので、支払いの目処が立っているかをしっかり確認することがポイントです。
任意売却を利用する
買ったばかりの家を売却するというのはなにか事情があることでしょう。
そうであれば、任意売却をおこなうのも良い手かもしれません。
任意売却は、毎月のローンの返済が難しくなったときに、不動産会社に売却を依頼する方法になります。
諸費用を現金で支払わなくても良いなど、メリットもいくつかあるので、最終的な手段として覚えておくのもポイントです。
まとめ
買ったばかりの家を売却するときは、なにかと思うことも多いかもしれませんが、売ると決めた以上、高く売れたほうがいいかと思います。
ポイントや注意点、高く売る方法をしっかり確認し、なるべく損をしない選択をしていくことで、思ったよりも高く売ることができるかもしれません。
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