ファミリー世帯に庭は必要か不要か？メリットは？

庭の付いた大きな家というものは憧れますよね。
今でこそ昔の日本家屋のような趣のある庭付きの家は少なくなりましたが、有ればそれだけで色んなことができるスペースが増えるということです。
窓から見える景色も風情が出てきたりと、ゆったりと過ごしたい方には必要なスペースかもしれません。
現代では、限られたスペースを有効的に使うことを優先されており、しっかりと庭として確保されているスペースも少なくなりました。
そんな中で、これから物件を購入しようとしているファミリー世帯に向けて庭の必要性やメリットなどを解説していきます。
是非参考にしてください。

ファミリー世帯が購入する物件の庭の必要性

さて、そもそも庭というスペースが必要なのかどうかを考えてみましょう。
前述で、限られたスペースを有効活用するために現代では省かれることの多くなった庭は、果たしてどういった役割を果たしているのかです。

庭を確保するのに必要なこと

まずは広い土地が必要となります。
住むスペースとは別に、ある程度自由の利くスペースが必要となるので通常の戸建ての土地の広さではなかなか用意することが難しいと思います。
また、門扉から距離ができてしまうので防犯面でも隙ができてしまうことが多く気を付けておきたいポイントは増えてきます。
もちろん、スペースや使いかたにこだわらなければ小さな花などを並べてガーデニングを楽しめます。
一般的にイメージされている広い庭を用意するには、クリアすべき問題が多いため、資金面に重点を置いている方にとってはあまり現実的ではないのが現状です。
新築の建売でも駐車スペースを確保することが優先されており、庭付き一戸建てが多いという印象はありません。
広い土地と資金が用意できるならば、使い勝手の良い庭を作って生活の幅を広げてみるのも良いでしょう。

日当たりも考える

せっかく庭を確保しても日当たりが悪く一日中くらいと使う気もおきません。
ある程度日当たりが良くて開放的なスペースのほうがさまざまな使いかたができて有効的です。
良い日当たりを確保するには、隣の物件との距離や陰にならないように配置する必要があります。
天気の良い日にバーベキューをする家も多いため、なるべく開放的で明るいスペースにしておくことをお勧めします。

どれくらいの広さが必要かを考える

確保するスペースの広さは、使う用途によって変わってきます。
ペットや子どもを遊ばせることなどに使いたいのであれば、十分に走り回れる広さが必要です。
友人を呼んでバーベキューなどをしたい方は、リビングと併用して使うのも良いでしょう。
ガーデニングの場合は置く物量によって広さは変わってきますが、広いほうが置ける種類が増えて外からの見栄えも華やかになります。
自分がどのような目的で使いたいかを用意する前にしっかりと整理しておくことが大切です。

庭が不要派のファミリー世帯に向けて

もちろん庭が必要ないという不要派のファミリー世帯もいます。
確かに、庭がなくても生活が大きく変わってしまうということもありませんし、最小限のミニマルな暮らしを目指している方にとっては重要ではないと思います。
庭が不要派の方は、どのようなポイントを見て必要性を考えているのかをご紹介します。

余計な作業がたくさんある

庭の環境を綺麗に保っておくためには、日ごろの草むしりや害虫駆除などの作業が必要です。
それが面倒で庭が必要ないという方も一定数います。
手入れしないまま放置していると雑草が生えたりすると、外からの見栄えも悪くなります。
しかし、元々なければそんな心配もしなくて良いので、必要ないと考える方の大きなポイントとも言えます。

虫が怖い

草木が生えていると、必ず虫が寄ってきます。
庭がない物件と比べるとかなりの確率でその数が増えてきます。
虫が苦手や怖いという方も少なくないので、あえて寄ってくる環境を作ることを嫌う方も多いです。
自然が好きという方にとっては問題のないことですが、慣れていない方がこの環境だと住むのも辛くなってきます。
また、近隣住民にも害虫被害が及ぶ可能性がありますので注意が必要です。

駐車スペースを広く確保したい

大きな車に乗っている方は、広い庭より駐車スペースに割合を充てたほうが良いでしょう。
駐車スペースの他に車用品を入れて置ける場所などがあると収納などもはかどります。
とくに車好きの方だと、ガレージにいろんなものを飾っておきたいという方も多いのではないでしょうか。
庭よりも優先してやりたいことがある方は不要派になるようです。

資金的な問題

庭を用意するにはそれなりの土地の広さが必要です。
ですが、資金的にそれに見合わない場合確保を見合わせなければなりません。
住むスペースと駐車スペースがあれば十分な暮らしは可能ですので、わざわざ資金を上乗せして場所を確保することはしないようです。
また、近隣に公園などがあると子どもが遊ぶスペースも確保できるため、特に庭がなくても困らないというのも多い意見です。
閑静な住宅街だと特に元気な子どもが騒いでクレームが来るということも少なくないので初めから用意しないということもあります。
物件を購入する際は、自分がどちらは七日をよく吟味してから選ぶようにしましょう。

ファミリー世帯にとっての庭のメリット

庭を確保するということは、ファミリー世帯にとってどのようなメリットがあるのかを考えていきます。

生活の幅が広がる

庭があるとさまざまな用途で利用できます。
広いスペースがあるため、走り回れることもできますし趣味のガーデニングなどもできます。
また友人を呼んでバーベキューなど、にぎやかに過ごせるため、日ごろから大勢で過ごすのが好きな方にとってはメリットがたくさんあります。

物件の環境保全

庭があるということで換気効率が良くなります。
日当たりがよく、空気が出入りできるスペースもたくさんあるのでたとえば窓を全開にしておくと気持ちの良い風を取り込むことができます。
週に一回は開放的な環境にしてあげることで住宅が湿気てカビなどに侵食されることなく、気持ちよく過ごせます。
リビングの横に配置することでより自然と一体感が感じられる空間になりますし、住む場所の周りの環境によっては良い眺めを手に入れられます。

隣人との距離が保てるというメリット

庭がない住宅だと、よく密接して建っていることが多いです。
距離が近いと子どもが騒ぐ声が漏れてしまい、お互いに気を遣う関係になってしまいます。
隣人と隔てるスペースがあることで、ある程度家の中で騒いでも迷惑が掛からなくなります。
また、隣接する高い建物から距離を置くことでより光を取り入れることができ、家の中を明るく保つことも可能です。
広さによって使える事柄が変わってきますが、日々の暮らしにとってメリットが生まれてくることは間違いないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
庭付きの物件を購入すると生活の幅が広がったり、環境的にもメリットがたくさんあります。
その反面特に必要のない方にとっては、面倒な作業が増えてしまうなどデメリットも生じます。
自分のライフスタイルがどちらに適しているかを考えて物件を選ぶようにしてください。
必ずしもどちらが正解ということはありませんが、どんな生活をしていきたいのか、どんな環境で暮らしたいのかを思い描くことは大切です。
家族で住む長い時間をいかに心地の良い環境にするために、どちらの選択肢がベストかどうかをしっかりと吟味してください。