「家は3回建ててやっと理想の家になる」と言われますが、購入時は納得しても住んでみないと良し悪しがわからない難しさがあります。
現在の家に不満がある方は思い切って買い替えすることをおすすめします。
家の買い替えのタイミングや現在の家を先に売却する「売却先行」、まず新居を探す「購入先行」についてメリット・デメリットを解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら家の買い替えのタイミングでベストな時期はいつ?
家族構成や暮らしを取り巻く環境の変化によって、今お住まいの家がフィットしなくなったと感じるタイミングはあるでしょう。
また、購入した家の築年数や設備面が理由で、「新しい家に住みたい」「充実した設備が必要」など、家に求めることが変わるもあります。
人生で家の買い替えをするタイミングは何度も訪れるわけではないので、後悔しない時期はいつなのかみていきましょう。
家の買い替え時期①築年数が経過した
まずは、家の古さが気になってきたタイミングです。
リフォームをする一般的なタイミングは、築15~20年の時期が目安です。
20年前後経った時期に水回りや、屋根や壁の劣化、室内の汚れなど気になるところが出てくるでしょう。
何箇所かリフォームをしてコストがかかるのであれば、新しく今の暮らしにあった家を探すことを選ぶこともひとつです。
家の買い替え時期②家庭環境の変化
ライフステージが変化するタイミングで家を買い替えることは一般的です。
出産や子どもの成長とともに間取りや広さが物足りなくなることや、教育環境が整った地域への引っ越しを考えることもあるでしょう。
老後、子どもが巣立ったときに、夫婦2人で住むコンパクトな家への買い替えも良いタイミングです。
夫婦と子どもで暮らしていた家は老後2人だけで住むには広さを持て余し、メンテナンスも大変です。
近くに買い物や病院などアクセスが整っていて便利な場所を、生涯最後の家として選ぶ人も増えています。
家の買い替え時期③設備面・周辺環境の不満
家の設備面で満足がいかない場合、追加でリフォームするには大掛かりな場合もあります。
収納を増やすことや床暖房など内部設備は金額も時間もかかります。
労力をかけて大規模なリフォームをするより、家を買い替えるのは得策です。
家の買い替え時期④不動産価値のある築10~20年
家自体の不動産価値を考えると築10年以内だと比較的買い手がつきやすい傾向があります。
また、不動産業界では築30年以上のものは築古物件として扱われてしまいます。
築20年をこえると高価格での売却が難しくなり、希望の売却価格を下回ることも覚悟しましょう。
一説には土地にしか価格がつかず家の価値がなくなるといわれています。
できれば築年数10~20年くらいのタイミングで買い替えることがおすすめです。
築5年未満だと築浅物件の扱いになりますが、新築から3年間は固定資産税の支払いが少なくすむ利点があります。
家の買い替えのタイミングは3年目以降で家の資産価値が認められる時期がベストです。
家の買い替え時期⑤人の動きが活発な春と秋
年間通して家の売買が集中するのは2~3月と9~11月です。
そのタイミングにあわせて家の買い替えをすることは、買い手が見つかりやすく効果的です。
春は子どもの進学や新学期にあわせて移動が多くなります。
秋は人事異動に伴う転勤で家を購入する需要が多いので、比較的新居や購入者を探しやすいといえます。
家の買い替えのタイミングのパターン
家を買い替えるタイミングとして「同時」「売却先行」「購入先行」のパターンがあります。
どのような手順で進めていくか、またそれぞれのメリット・デメリットを次項で解説していきます。
家を買い替えるタイミング「売却先行」のメリット・デメリット
家の買い替えのタイミングでベストなのは「同時」に売買することです。
現在居住している家を退去するタイミングで新たな家に入居することで、ロスが生まれず効率的です。
しかし、「今の家の買い手見つける」「新居を探す」「売却と購入手続きをする」といういくつもの作業を一気におこなうことは容易ではありません。
そこで、今の住宅を先に売却する「売却先行」の方法について解説します。
売却先行のメリット
家の売却を先におこなうメリットは売却で得た資金を前の家のローン返済や新居購入の資金にあてられることです。
これから大きな買い物をする際に、まとまったお金が手に入ることは安心です。
また、家が売れずに負の資産になってしまわないかという心配もなく、精神的にも負担がありません。
ゆとりをもって売却活動を進めることができ、価格や条件について必要以上に下げることなく希望を加味しやすいでしょう。
家の買い手を見つけることが困難だと想定される場合は、売却先行がおすすめです。
駅から遠い・二世帯住宅など間取りが特殊・古い物件は買い手がつきにくい傾向があるので注意しましょう。
家の売却金額を新居の支払いに多く充当する資金計画であれば、金額が決定してから購入金額の見通しを立てることが無難です。
思ったより値がつかず返済が苦しくなることは避けましょう。
売却先行のデメリット
先に売却の契約をして引き渡しが決定してしまうと、それまでに新居を探す必要があることがデメリットです。
もし納得する新居が見つからない場合や建築中などで引き渡しまでに新居に入居できない場合は、一旦仮住まいの家で暮らす必要があります。
引っ越し費用や家賃など余分な経費がかかり、時間と労力の負担も大きいです。
新居の購入に焦って決断してしまうことにも注意しましょう。
売却の時期を優先して新居の条件を妥協し、住み始めてから後悔しては元も子もありません。
売却計画を始めたらいつ買い手が見つかっても対応できるよう、新居候補を絞っておくと良いでしょう。
家を買い替えるタイミング「購入先行」のメリット・デメリット
続いて、先に新居の購入をおこなう「購入先行」についてメリット・デメリットを解説していきます。
購入先行のメリット
新居の購入を先におこなうことで、いつまでに物件を決めなければという制限が無いのでじっくり条件にあった家を探せます。
金銭的に余裕がある場合に選ばれる方法です。
引っ越しの時期についてゆとりある計画が立てられるので、負担が最小限です。
新居での生活が落ち着いてから売却を進めることができるので、購入と売却の煩雑な手続きを同時期におこなう必要がないこともメリットです。
購入先行のデメリット
購入先行は資金面でデメリットが生まれます。
売却金額を新居に充当しない場合、あらかじめ貯蓄しておくなど新居の資金調達を計画的におこなう必要があります。
のちに売却する家の資金をあてにして物件の購入金額を設定した場合、売却が難航し売り値が予想より下回ると資金面で苦しくなることが考えられます。
売却には税金や仲介手数料など諸経費が引かれることも計算に入れておくことも大切です。
家の売却で手元に入る金額は売り値から譲渡取得税や抵当権抹消登記費用などの費用を引いた金額になることを頭に入れておき、資金計画で失敗しないようにしましょう。
また、現住居の住宅ローンの返済が完了していない場合は、2重の支払いが発生するため余裕がある返済計画を立てましょう。
売却資金を購入に充てる予定であれば、購入物件の決済までに現住居の売却をスムーズに進めることが必要です。
タイミングよく買い手が見つかるか予測することは難しく、予定通り資金を調達できるか不安定なデメリットがあります。
まとめ
生涯住み続ける予定で購入したとしても、住み始めてから理想と違うことに気付く人も一定数いらっしゃいます。
不満を抱えながら家に住み続けるより、世間から需要がある早いタイミングで買い替えすることは賢い判断だといえます。
売却先行・購入先行のメリット・デメリットを整理して上手に家の買い替えをおこなってください。
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